「はじめに」に書いたように、私の起業のきっかけはとっても単純で、
勤めていた起業家支援施設の閉鎖です。
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その起業家支援施設に勤めていたころ、「自分スタイルでお仕事をする」を夢見ながらも
仕事を辞めるか辞めないかを葛藤する機会が1度だけ訪れました。
それは、「出産」です。
大概の女性は、結婚・出産で働き方の選択を悩むかと思います。
私も悩みました。
悩んだ末、“がっつり”働くことを選択しました。
両立しやすそうな場所に引越し、しっかりと出産と育児休暇をもらって
息子が半年の時、保育園に預け、復帰しました。
私の住む地域は、延長保育や病児保育、ファミリーサポートセンターなど充実しているため、
仕事に子育ての影響をあまり与えずに済みました。
この環境は、私にとって本当に重要で、今もなお助けられています。
閉鎖が告げられたのは、息子が3歳になる年でした。
私と同僚の栗本さん(現在ポートインクスタッフ)は、
業務委託で施設の受付兼ビジネスサポートスタッフとして従事していたため、
閉鎖後のことを悩みながらも、最後まで全うしようと話してました。
そんな中、周りからの惜しまれる声や、当時始まったばかりの「創業補助金」や
「広島市創業チャレンジ・ベンチャー支援事業」などの情報から、ダメもとで
その起業家支援施設のようなシェアオフィス設立してみようという
想いが芽生えてきました。
補助金や支援事業に落ちたらあきらめようというくらいにしか考えてませんでした。
そして、とりあえずその創業補助金の事業計画書を書いて、とりあえず
橋口司法書士事務所の橋口先生に相談しました。
内容は忘れましたが、けちょんけちょんに言われたような気がします。
その後すぐに、転機が訪れました。
それは、忘れもしない株式会社TTJの長谷川さんの結婚式。
この時、ポートインク立ち上げの時から大きく関わっている、
インスマート株式会社の奥原さん、
株式会社TTJの長谷川さん、
橋口司法書士事務所の橋口先生、
栗本さん
がそろって初めてこの話をし、
「インキュベーション機能付きシェアオフィス設立」
の計画がスタートしたのです。
この時、奥原さんには「本気でやりたいの?」と言われ
「本気です!」
と答えました。
そこまで深く考えずに。
だから、スタートが切れたのだと思います。
続きは「ポートインク立ち上げまでのこと②」で…。
この奥原さん、長谷川さん、橋口先生は閉鎖した起業家支援施設で起業した
先輩経営者です。
「port.incについて」のサポーターでも紹介しています。
https://www.port-inc.jp/about/